取扱メーカー別 BRAKE PAD 推奨適合表
ケブラーは防弾チョッキやスペースシャトルにも使用されている、大変高価な繊維素材です。優れた加工性があり、磨耗に強く、非金属素材であることから、ブレーキに使用されてもローターに対してクリーンでやさしい素材といえます。ケブラー繊維は成型されてブレーキパッドとして使用されると、鉄と比べて6倍の強さを持つといわれているのです。ケブラーブレーキパッドは決して安いとはいえませんが、最高の性能を持つといえるでしょう。
一般的に純正品のパッドの摩擦係数は, 温度によって多少違いますが、0.25から0.35くらいと言われています。EBCグリーンスタッフパッドは0.46で、一度使ってみるとほとんどの場合に制動力の違いを感じるようになります。忘れないでいただきたいのですが、摩擦係数μは単なる係数であって制動力そのものではないということです。EUマーケットにおいてさまざまなテスト結果が発表されておりますが、EBCグリーンスタッフパッドはその材質が最も優れたもののひとつであると評価されています。
コストの安いパッドはブレーキング時に生じる熱で磨耗して炭化してしまい、それがブレーキダストとなります。多くのパッドメーカーは素材にダストとなるものを使用しています。EBCグリーンスタッフパッドはこうした成分をまったく含みません。それでダストがほとんど出ないのです。 その上パッド表面は、550−600゚Cまで炭化しないので、通常のスポーツ走行ではダストはほとんど出ることがありません。スポーツ走行で出るダストはアルミホィールにほとんど残りません。
ほとんどのパッドは多少の有機成分を含んでいます。パッドの素材を結合するために使用されている樹脂類は有機的石油化学製品です。パッドが高温になると、その樹脂類が反応して一部気体に戻ってしまい、それがパッドの表面に薄い膜をつくり、ブレーキが利かない、ハイドロプレーンのような状態になることがあり、それをフェード現象といいます。 一部のパッドは瞬間的にフェード現象を起してもすぐに元に戻りますが、なかには、フェードからなかなか回復せず、しかも驚くほど低い温度でフェード現象が起きてしまうものも存在します。
通常、パッドとローターの間の温度はかなりの高速走行でも400-450゜Cを超えません。レースでは小型車で400-600゜Cぐらい、チャンピオンレースなどでは800-900゚Cまで達して、ローターが真っ赤になることもあります。 使用目的にあったパッドを選ぶように心がけてください。レース用パッドが最善、ではありません。レースパッドはたいていウォームアップが必要で、200゜Cくらいに温まるまで効果がありません。EBCグリーンスタッフパッドは始動時からウォームアップなしで十分な制動力があります。また、ブレーキに強い負荷をかけるような運転をしてもEBCグリーンスタッフは不満を感じさせません。
EBCグリーンスタッフはほとんど鳴きが出ません。ただし、スリット入りローターではパッドが馴染むまで風きり音のようなものが出ることがあります。しかし、たいてい300-500Kmぐらいの走行でなくなります。 EBCグリーンスタッフは表面に早く馴染むようにコーティングがしてあり、さらに徹底した対策がなされています。
たとえばいわゆるスポーツコンパクトモデルで2500cc以下の排気量なら、15000Kmから30000Km くらいが一般的な交換時期と言えます。もちろん運転の仕方にもよりますし、ローターがスリット入りの場合交換時期が早くなります。 EBCグリーンスタッフパッドはよりよいブレーキを求める方のためのものです。もし長寿命のものが必要でしたらご相談ください。
EBCグリーンスタッフパッドはフロントには単独で使用できますが、リアのみに使用することは、リアがロックする恐れがありますので避けてください。
いくつかの効果があります。パッドが高温になったときにできる、表面のガスの膜や炭化したダストを取り除き、パッドの表面をクリーンに保ちます。
大変重要です。溝のできたローターはパッドが馴染むまでに必要とされる走行距離を大幅に増加させます。 また慣らし中のブレーキの制動力はかなり低くなります。必ずローターを交換するか、研磨してください。このようなローターを使用した場合、保証の対象になりません。 接触面積の減少したローターはフェードを引き起こし、ブレーキの損失の原因となります。ローターに問題があると感じたら、必ずプロに相談してください。
古いサーボなしのシステムを改良する一番簡単な方法は、EBCグリーンスタッフパッドに交換することです。エア抜き、ローターの状態、油圧系統などが正常であることをまず確認してください。
新しいパッドに交換してしばらくの間、ふみ応えが弱いような感じがすることがあります。しばらく使っているうちに元に戻りますが、馴染むまでは(100Km-150Km)注意してください。もしその期間が過ぎてもおかしいと思われるようなら、プロに相談してください。